当科の紹介

教授挨拶

岩手医科大学腎・高血圧内科の
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当科は2018年に本学で腎臓学・腎臓病学を中心に診療・研究・教育活動を行う新たな分野として設立されました。以来、地域に根差した研究・教育機関として近年の腎疾患・腎不全医療の進歩の恩恵を地域の住民・患者の皆様ならびに医療関係者に遍く届けることを使命として活動しています。

私たちの診療

腎臓は体液の量や組成の調節を介して生体の内部環境の恒常性維持を担っています。その破綻をもたらすあらゆる病態とその結果が私たちの診療対象です。私たちは臓器別診療とは一線を画し、一内科医として腎臓をhubとして常に「全身を診る」こと、そして腎代替療法への関わりを通じて患者さんの生涯にわたり切れ目なく「全経過を診る」ことを基本姿勢としています。科学的根拠に基づく最新の診断と治療を提供し、腎臓病の重症化予防を目指すばかりでなく、「全人的な視点」で患者さんの価値観を尊重しながら個別に最善の治療選択を進めることで、患者さんやご家族のwell-beingの実現に努めています。

私たちの研究・教育

私たちは研究・教育機関として常に国際的に開かれた視点と、豊富な研究・教育資源や人的ネットワークを持っています。医局員は自由闊達に最新の医科学を学び、リアルワールドデータに基づく研究成果を社会に発信・還元しています。また最先端の治験、国内外の多施設共同研究、国の保健医療政策を方向づける公的班研究および診療ガイドラインの策定などに参画し、内外の腎臓病学の成果の社会実装にも努めています。一方で教育機関の責務として後進の教育にも若手のうちから積極的に取り組みます。
私たちはこのような大学ならではの環境を活かして、広い視野を持ちリーダーシップと思考力・洞察力を兼ね備えた志の高い医療人を育ててゆきたいと考えています。

私たちの地域貢献

当科の設立後、本県内の腎臓専門医ならびに透析専門医は年々着実に増加し、2025年4月現在、当科が関わる診療拠点は県内外16医療機関となり、うち7医療機関に常勤医を派遣しています。私たちは、引き続き地域に腎疾患・腎不全の診療体系をしっかりと構築することに努めてまいります。

この間の当科の活動に温かいご支援をお寄せいただきました、すべての皆様に篤く御礼申し上げます。今後と変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年4月

医局員紹介

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